ヤメ判新堂謙介 殺しの事件簿5
元敏腕判事のヤメ判清掃員、新堂謙介(橋爪功)は、会社の常務・堀切努(石橋蓮司)の命で、熱海にある旅館と病院で清掃を担当している。 ある日、露天風呂で疲れを癒していた新堂は、旧知の刑事・岩倉哲郎(石倉三郎)と再会する。岩倉も西伊豆から異動してきたのだという。 その頃、新堂が清掃を担当している旅館の大女将、佐久間芳美(愛華みれ)が睡眠薬を飲んで自殺を図り、意識不明のまま病院に搬送されるという**が起こっていた。一命は取り留めたがこん睡状態の芳美に、夫の忠志(遠山俊也)と娘の美咲(清水由紀)が付き添う。知らせを聞き、東京にいる息子の祥平(永嶋柊吾)も駆けつける。芳美が搬送された久保田総合病院も新堂が清掃を担当している。院長の久保田孝雄(山口眞司)には和孝(窪塚俊介)と文孝(中山卓也)という二人の息子がおり、ともに医師だ。堀切によると孝雄は県医師会会長候補の...