わたしの季節
カメラに向かって道を進んでくる老若男女たち。ある者は車椅子に乗り、ある者は寝たきりのまま、進んでくる。これが滋賀県野洲市にある第二びわこ学園に暮らす患者たちである。重症心**害児(者)と判定された彼らはここでスタッフ、家族たちの献身的な努力の下で暮らし続けている。例えば、自立呼吸が困難な少年は母親の意志により大学病院からここに移ってきた。彼は眼を動かすことしか出来ないが、明らかにここに来て、変わったと母親は感じている。ある患者は何十年間も暮らし続けてきたここを出ようと考えているが、親と対立している。ある患者たちは歌や陶芸など芸術方面に圧倒的な才能を示している。作品はこの第二びわこ学園の姿を追い続けていく。