いっちょんわからんやろ 〜変身の魔術師・麗子クルック〜
舞台はパリ16区。ヴェルナー・ヘル*ォーク監督の『ノスフェラトゥ』(1979)やクロード・ルルーシュ監督の『愛と哀しみのボレロ』(1981)の俳優たちを映画のなかで変身=メタモルフォーゼさせた魔術師と呼ばれる女性、麗子クルックの心の原点と技の到達点をクロスさせて描いた作品。目玉のようなおたまじゃくしの卵が、おたまじゃくしへ、そしてカエルへと変身していく様をじっと見つめていた少女は、どのように変身の魔術師になったのか…。撮影は津村和比古(『オロ』撮影)。