ナオトひとりっきり 一年後のある日
福島第一原発から12キロの富岡町に一人で動物たちと残り続ける男・ナオトの一年後を取材した短編映画。急激に変化した富岡町の風景。沿岸部には巨大な焼却炉が作られ、除染廃棄物が入った黒いフレコンバッグが山積みされ、不気味な風景が広がる。一方、誰もいなくなった町の桜並木は満開になる。町に莫大な資金が投入され、除染作業が進む中、ナオトを始め、町の人たちの暮らしは何も変わらず、置き去りにされたままだ。話題のドローンの映像を駆使し、不条理な状況に置かれた富岡の町の人々の今を伝える。