落日燃霞原名:落日燃ゆ,又名Rakujitsu moyu
極東国際軍事裁判で絞首刑を宣告された7人のA級戦犯の中で、ただ一人の文官だった広田弘毅。彼の誠実な生き方と夫婦のきずなを描く。城山三郎原作、尾西兼一脚本、猪崎宣昭監督。1948年11月12日、第2次大戦終結後に連合国側によって開かれた極東国際軍事裁判で、元首相の広田(北大路欣也)は**を宣告された。時はさかのぼり31年9月、満州事変が発生。駐ソ連大使の広田は日本の平和を願い、ソ連政府に厳正中立を求めることに全力を注ぐ。帰国した広田は妻の静子(高橋恵子)と湘南海岸を散歩し、**旅行の思い出を語り合う。33年9月、広田は斎藤(織本順吉)内閣の外務大臣に就任。続いて岡田(窪田弘和)内閣でも外務大臣を務め、一貫して平和工作を中心にした**を展開する。一方、軍内部は統制が取れないほどの混乱状態に陥っていた。