九头龙川与少年原名:九頭竜川と少年,又名Kuzuryuugawa to Shounen
明治のはじめ、九頭竜川に沿った村々は毎年洪水に悩まされていた。川沿いの村の少年・定一は幼馴染の少女が洪水で村を出ていくことになったのをきっかけに、次第に人々を洪水から守りたい気持ちを強くしていく。 その思いを胸に抱き、鉄砲水で家族を失った親友や温かい人々との交わりの中、やがて大人になった定一は堤防の建設を目指して奮闘する。しかしそのさなか、上流にある親友の村が洪水に見舞われ…。 この作品は九頭竜川水系治水百周年記念事業の一環として企画・製作され、九頭竜川に尽力された杉田一定翁をモデルに新たに創作した物語です。 堤防づくりをはじめとした国による河川改修工事の着工から数えて100年目の平成12年に製作。先人の願いと意思は今も受け継がれ、水害を防ぐため河川の整備と維持にたゆみない努力が日々続けられています。