指先でつむぐ愛
光成沢美(****子)は、友人に誘われて通い始めたボラン***スクールで、講師である大学助教授・福島智(中村梅雀)と知り合い、指点字で彼の通訳をつとめるうちに愛が芽生え、結婚。福島は9歳の時に病気で失明、そして18歳の時には聴力を失って全盲ろうとなっていたが、自分の半生を同じ境遇にある人や、周囲の人々に理解を求めるために活動していた。そんな福島の生き方を尊敬し、公私共にパートナーとなる決意をした沢美。だが、すべてを理解、納得し、強い決心ではじめた結婚生活も、全盲ろう者である福島との生活は想像以上に困難が伴い、さまざまな障害の前に大きく自信が揺らぎ始める…。