夏目家の食卓又名The Dining Table at Natsume's
お互いに惚れてはいるものの、かんしゃくもちの漱石(本木雅弘)と勝気な妻・鏡子(宮沢りえ)はその出会いから波瀾万丈だった。漱石に一目惚れした鏡子が押しかけて始まった夫婦生活だったが、鏡子は料理下手に加えて、朝寝坊。大食いの漱石の食欲は満たされることがない。丁々発止の応酬をしながらも幸せな夫婦生活はしばらく続いたが、漱石のロンドン留学で一変する。残された鏡子と娘たちの生活は困窮する一方で、漱石はロンドンで目の当たりにした近代社会に圧倒され、苦悩の日々を送ることになる。